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メモ程度のことを気が向いたときに

過去作掘り出し④ ドラクエ

ドラクエ

そういや明日、PS2版ドラクエVが発売されます。
スーファミ版のドラクエV面白かった記憶がありますし、
何より懐かしいので買おうかと思ってます。
公式サイトを覗いてみると、元祖ドラクエVの発売日が1992年9月27日。
今から11年も前になります。
 
11年前、あの頃ボクは・・・
 
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「アハハハ、待ってよ、ね~、待ってったら」
「アハハハハ遅いぞ多香美」
「はぁ・・・はぁ・・・疲れた」
「はぁ・・・はぁ・・・」
「・・・はぁ・・・はぁ・・・綺麗な夕焼け・・・」
「・・・うん・・・」
 
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「俺、多香美と一緒の高校受ける事に決めた!」
「でも・・・こないだS高校は止めとけって先生に・・・」
「俺、今から死に物狂いで勉強する!多香美とずっと一緒に居たいんだ!」
「・・・ねぇ・・・」
「ん?」
「・・・キスしてよ・・・」
 
~~~~~~
 
「・・・付き合い始めてもう2年かー、早いなー」
「そうね、明日でちょうど2年」
「なぁ多香美、今度の夏休みに2人で旅行に行かないか?」
「ん、んん・・・止めとこ」
「なんでだよ」
「・・・子供・・・出来ちゃったみたいなの・・・」
 
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「頑張れ!頑張れ多香美!」
「んんんんんんん!んんんんんんん!」
「大丈夫だ!俺がついてる!」
「んんんんんんん!ブハァ!はぁはぁ・・・んんんんんん!」
「もう少し!もう少しだ!頑張れ多香美!」
「んんんん!んんんんんんぁああああ!!」
 
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「な、何だよ急に」
「だから~、今幸せかって聞いてるの」
「・・・しあわせ・・・だよ・・・」
「声が小さい~。ホラ、君のパパは恥ずかしがり屋さんでちゅね~」
「あー!分かったよ!俺は今最高に幸せだぞー!!」
「もー、急に大声出さないでよ~。ねぇ~パパ急に大きな声出してビックリしましたね~」
 
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「大丈夫、貴方なら絶対に大丈夫」
「・・・・・・」
「貴方みたいな人材はどの会社も欲しいはずよ」
「・・・・・・・・・」
「さ、ほら、元気を出して。さーてワタシ今日の夕飯張り切っちゃうから」
「・・・多香美・・・」
 
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「テメェどこに金隠しやがった!」
「お金なんて何処にも無いよ!」
「嘘つくんじゃねぇ!どこだ!どこだよ!」
「ハッ!やめて!やめてよ!それはあの子の将来の為のっ!」
「うるせぇ!そんな事知るか!」
「行くなら私を殺してから行って!」
 
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「俺達・・・別れた方が良いのかな」
「どうして?どうしてそう思うの?」
「俺、お前にずっと迷惑掛けっぱなしだし、お前も俺なんかの相手するの疲れたろ?」
「何よ今頃。気付くのが遅すぎるよ・・・」
「・・・ゴメン!俺・・・ずっとお前に迷惑掛けっぱなしだった!本当にゴメン!」
「謝る事なんて誰でも出来るよ・・・。謝らなくて良いから・・・
 そうね、それじゃ罰として一生私の隣に居る事。分かった?」
 
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「ねぇ・・・今、私を見てる?」
「うん・・・見てるよ」
「ゴメンね、なんだか貴方に迷惑掛けて」
「謝る事なんて誰でも出来るよ。謝らなくて良いから早く元気になってくれ」
「ウフフ・・・そうね、ありがとう。・・・手・・・握っていい?」
「・・・多香美・・・」
 
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「なぁ、多香美憶えてるか?昔、よくこうやって寝転んで2人で朝まで喋ったよな・・・」
「・・・・・・」
「でも絶対俺の方が先に眠くなっちまって、お前に「起きろ起きろ」って耳元で叫ばれたよな」
「・・・・・・・・・」
「なぁ多香美、起きてくれよ。なぁ頼むよ多香美」
「・・・・・・・・・・・・」
 
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「お父さん、ねーお父さん、お母さん何処行っちゃったの?」
「ん?お母さんはね、お空へ行っちゃったんだ」
「どうして?どうしてお空へ行っちゃったの?」
「それはね、神様がお母さんの事大好きだったんだ。それで一緒にお空に来て欲しいって」
「えー!じゃあもうお母さんとは会えないの!?」
「いや、会えるよ。目には見えないけどお母さんはいつでも傍に居るんだよ」
 
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「えーんえーん!」
「どうした?何で泣いてんだ?」
「ヒック!友達にねヒック!スーパーファミコン持ってないヒック!って馬鹿にされたの・・・」
「なんだ、そんな事か」
「ヒック!そんな事じゃないもん!友達みーんな持ってるんだもヒック!」
「じゃあもうすぐしたらクリスマスだから一緒にサンタさんにお願いしようか」
 
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「やったよお父さん!スライムが仲間に入ったよ!」
「へー、スラりんって言うのか、なんかパッとしない名前だなぁ」
「スラりんって名前は嫌い?それならお爺さんの所へ行けば名前変えれるはずだよ」
「お、そうなのか、それじゃ名前変えてもらおうかな」
「なんて名前にするの?」
「そうだな・・・た・・・タカミ・・・」
 
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「お父さん、このスライム弱っちいよ。アンクルホーンと変えようよ」
「バカヤロウ!スライムじゃねえ!タカミだ!」
「・・・タカミ・・・弱っちいからアンクルホーンと変えようよ」
「このバカヤロウが!タカミは弱くねぇ!次に言ったら容赦しねぇぞ!」
「・・・う・・・うえーん!」
「タカミぃ・・・頑張れタカミぃ・・・」
 
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「お父さん!タカミが「めいそう」を覚えたよ!」
「よーし、いいぞぉタカミぃ・・・お前をもっと強くしてやる・・・」
「お父さん!ギガンテスが仲間に入りたいって!」
「そ、そんなバケモン仲間にしたら、タタ、タカミが恐がるじゃねぇか」
「だ、大丈夫だよお父さん!見た目は恐そうだけどきっと優しいよ!」
「捨てておけ・・・仲間はタカミだけで充分だ」
 
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「やった!とうとうタカミがLV99になったよ!「しゃくねつのほのお」を覚えたよ!」
「・・・ウッ・・・ウッ・・・タカミ・・・よく頑張ったなタカミ・・・」
「凄いや!この「しゃくねつのほのお」めちゃくちゃ凄いよ!」
「よーしタカミぃ・・・全てを焼き尽くせぇ・・・」
「タカミめちゃくちゃ強いや!」
「この世のモノ全て灰にしろぉ・・・お前がチャンピオンだタカミぃ・・・」
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